テーマ解説「技アリ式稽古法」

●「稽古素材」を学ぶ
わたしの著書に『技アリの身体になる』という本があります(田中聡さんとの共著/バジリコ)。松聲館の技法を理解するための簡単な稽古法がたくさん紹介されている本です。
このような稽古法を「稽古素材」と言います。

たとえば「水鳥の足」「井桁崩し」「足裏の垂直離陸」「膝抜き」「正中面」などを身につけるための稽古法など。

この本に紹介できなかった稽古素材もありますし、出版後に生まれたものもたくさんあります。「松聲館の技法」だけでなく、効率的な動作そのもの(構造動作トレーニング)を学ぶためのものもあります。
この稽古では、テーマに縛られずにひたすら「稽古素材」を紹介し、稽古します。
『技アリの身体になる』の中からリクエストしていただいてもいい、質問を受けて新しい稽古素材を参加者と一緒に作るということもやります。

それらが皆、半身動作研究会の技法の基礎となる稽古方法です。