骨みがきメソッド

2017年5月16日 (火)

「骨みがきメソッド」について

 2017年に入って、動作術の会では「骨みがきメソッド」というタイトルで、なんども講習会を開いています。

 「骨みがきメソッド」は、構造動作トレーニングの中村考宏先生が、骨の位置関係をしっかり把握するための「深部感覚トレーニング」の一環として提示した「骨を触る方法」を土台にしています。

 興味を持ってこれを行なってみたところ、想像以上にわたしたちが自身の身体を把握するために必要なワークであることを実感し、以後中心的な、あるいは基礎的なメソッドとして動作術で行なっています。

みがきメソッドの説明】
 「動作術のみがきメソッド」は深部感覚に働きかけて、

脳の中の身体と本当の身体のを一致させる方法のひとつです。
 「深部感覚」は神経学のことばで、

自分にどんな力がかかっていて、自分がどのような姿勢で、

どのように動いているかを感じる力です。
 深部感覚が鈍ると、

脳の中の身体と本当の身体がズレてしまいます。スポーツ・

武術やダンスなどでお手本の動きが上手に真似できない(

見取りができない)、生活の中でよくつまずく、

手足を家具などにぶつける、などは深部感覚の鈍りです。
 また深部感覚が鈍るとを傾けて身体を支えていることがわからず

、余計な筋肉や、関節の周辺に「余分なもの」

を溜め込むことになります。
 「みがき」は自分の手でを触り、

ピカピカに磨き上げることで周囲の余分なものを流し去り、

の存在をハッキリさせて、

スッキリした姿勢と動作を取り戻すことができます。

みがきメソッドの方法】
 基本的には皮膚の上から触れる骨をターゲットに、磨くつもりで優しく優しくさすっていきます。摩擦軽減のためにワセリンなどのクリームを使う場合もありますが、ワセリンを使わずに行うこともできます。

服の上からでもできます。

 触れる骨や関節ならどこでも磨いていいのですが、ルールがあります。それは磨く前と後の違いを必ず動いて感じるようにする、ということです。
 軽くなった、重くなった、細くなった、太くなった、暖かくなった、だるくなった、などどのような小さな変化でもいいので、積極的に感覚を拾ってきます。
 またこれは「どんな感じがするのか」「どのような状態になったのか」という捉え方でもいいです。
 これは脳からの出力に当たります。

 感覚は「外部刺激の入力」「脳での統合」「脳からの出力」という「入力→統合→出力」というサイクルで定着していきます。そのために刺激を入力したら、動いてその変化を感じる(感じようとする)ことが必要になります。

みがきメソッドのメインターゲット】
 「触れる骨や関節ならどこでも」と書きましたが、中でも姿勢の指標となる骨がいくつかあります。まずはそこの感覚をしっかり捉えることが大事です。

●指標となる骨・関節の例
 第五中足骨、
第五中足骨粗面、踵骨、脛骨

 膝蓋骨、大転子、坐骨結節、上前腸骨蕀 
 第五中手骨、橈骨・尺骨の骨頭、ヒジ関節
 胸鎖関節、鎖骨、烏口突起、肩甲蕀
 などなど。
 

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