10/2【技アリ企画】システマ「ピーター・アナツォーネ」クラスのこと
2日の【技アリ企画】システマ・ピータークラスは、大変テクニカルな内容だった。少し混乱があって「養生編」がコンバット、「護身編」はナイフワークになってしまったが、システマは常に護身であり養生だからいいのかもしれない。
ピーターは太極拳の先生でもある。見せてくれた歩法や重心移動の方法は、非常に実践的だった。カカト接地しないとか、膝を内側や外側に傾けない(まっすぐ曲げる)とか、腕が動くときはからだも動くとか、「引かれる」のでなく「押される」ように動け、とか。
システマの指導でも腕の外側は手の方に払い、腕の内側は脇の方に払うとか、肘をコントロールする、手を引いてテンションをかけ、気持ちが抜けた部分(肩とか腰とか)に触れて崩す、とか。格闘技・武道経験者にとってはわかりやすいし、興味を持てる内容だったと思う。まさに「ロシア武術」という感じ。
しかしピーターの指導内容はテクニカルだが、その元になっているのは徹底してcomfortableなポジションでいること。あるいはそのポジションを探すことがトレーニングということ。
それがスパー形式になったり、ナイフを前にするとそれを忘れてしまう、というかそうできない、ということを嫌というほど経験するのもシステマトレーニングということだろう。
ピーターのクラスを「技アリ企画」の講座として開催する機会を与えてくれたDさんと北川さんに感謝です。
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