コラム

2018年8月21日 (火)

8/19「杖による練法」──狭い和室での稽古

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8月19日の開催した「杖による練法」。
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10年以上、板の間だが畳を敷いたら100畳以上になる天井の高い多目的ホールで行なっていた。
近年、わたしの関心が急速に武術から、人に備わっている本来の姿勢と動作に移ったせいか、もともとわたしの杖術の腕が大したことないせいなのか、参加者が3人、というようなことが続いていた。そうなると広い会場を維持することが困難になってくる。
そこで今月から会場を和室に移した。それでも20畳以上はあるのだが、天井も低いし、横のスペースも必要なので定員を4名とした。
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ところがどうしたわけか、場所を移した途端、新規の人の申し込みがあり、あっという間に5名になってしまった。
そこにわたしの受付ミスで、さらに2名増え、7名となった。
しかしわたしを入れて8名で杖を構えてみると、なんだかいけそうな気がしてきた。
大きく、ビュンビュン振ることはできないが、ゆっくり丁寧に杖を扱って、動きを練っていくには返って好都合ではないのか、などと都合の良いことを考える。
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初心の方が多いせいもあって、杖の持ち方から。
以下当日のおおよその稽古メニュー。

・手の内で杖を滑らせる使い方を、打つ、突くの二種の操法。
・滑らせた後に手の内に杖の先端を回収する稽古と、回収する意味。
・相手の首筋、または鎖骨に斜めに打ち込む「袈裟打ち」。
・「槍の突き」から「水平突き」。
・床と常に水平になるよう、杖をコントロールしながら、ゆっくりと突く。
・前後に突く。
・突きの時に前手を滑らせる効果を、杖の先をしっかり握っている人を崩すことで確認。
・筋の伸張反射の利用と、錯覚効果で崩す方法。
・素手への応用。
・杖の型「巴」。

終わってみれば、非常に学びの多い時間となった。やはり道具を使う稽古は動きの質を変えるのに適していると思う。
特に杖は、剣(木刀を含む)と違って、ただの棒であるところが良い。その自由さがわたしの好むところでもあるのだと、改めて感じた和室での杖の稽古だった。

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2018年8月17日 (金)

「足指プッシュ」の威力(構造動作トレーニング)

 
↑写真は中村考宏先生のブログより転載・新刊の見本出来『指先から身体を整える』

(以下は中島のコラムです)
先月の【技アリ企画】構造動作トレーニングは、8月22日に発売の中村考宏先生の新刊、『指先から身体を整える: 機能回復のための所有感覚メソッド』(春秋社)の内容を少し紹介してもらった。

その一つ「足指プッシュ」は驚くべき効果を秘めていた。
それは爪先立ちになって、五本の足指先で床を強くプッシュするだけの、極めてシンプルなトレーニングである。

しかし中村先生の許でそれを行うとなると、足指の関節が反る「マムシ指」も、足首が曲がる「鎌足」も、膝の方向が内へ入る股関節内旋も、わずかであっても指摘され、ヒーヒー言いながらのトレーニングになる。

ところが中村先生の要求に応えられずとも、終わってから足指先の感覚を確かめてみると、その変化に驚かされる。
親指から小指の先にかけて、まるで蹄鉄が打たれたようにしっかりとした感触がある。これは程度の差こそあれ、全員が体感することのようだ。

「足指プッシュ」によってわたしが学んだことは、足の親指の活かし方である。
これまで構造動作トレーニングでは「親指はブレーキ指」として、いかに重さを外すかに腐心してきた傾向がある。しかし「足指プッシュ」で手も足も親指の性質について改めて思うところがあった。

これまで多くの武術家や健康法の実践者が足親指に力を入れることを述べている。大相撲でも親指に力を入れろと言う。
これについても、その意味合いを知ることができたように思う。

これらはわたしが、親指先と母指球との区別を曖昧にしていた軽率さによるものでしかないが、案外と身体を使うことで重要な視点となるような気がする。

このような派手さはないが、一度きちんと見直すべきベースとなる「地味トレ」が満載の中村先生の新刊を元に、今月の【技アリ企画】構造動作トレーニングをしてもらう。
詳細は以下の日程一覧を参照していただきたい。
  ↓

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2018年2月10日 (土)

「赤ちゃん動作」の感想と、2/11動作術の会「骨なりに立つ」のお知らせ

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 本日午前の「赤ちゃんの動きに学ぶ大人の動作術 ── 赤ちゃんの動作を学んで“股関節”と“背面力”をブラッシュアップする」には、急な開催にも関わらず、12名ものご参加をいただきました。
 参加していただいたみなさま、ありがとうございます。

 「仰向き寝で、手足バタバタさせる体操」、「ずりはい姿勢からお腹浮かせて交互に膝をわき腹に寄せる体操」「はいはい姿勢からお尻を引く体操」「たかばい姿勢とたっちを繰り返す体操」の4つを中心に、それぞれの後の自分の体の変化を感じる練習をしました。

その間に質問や必要に応じて、「足指握り」や股関節の屈曲伸展、内外旋、内外転の感覚を高める「キャスティングトレーニング」をしました。

 そこから足指先をきちんと接地しての、しゃがみ動作の練習。そして骨盤立位をしっかり感じるために重さを入力し、骨盤のポジションに注意しながらの「うさぎ跳び」で、ハムスの伸張反射による運動を体験しました。
 みなさん、自重と伸張反射によって、自動的に動くことを発見して、びっくりしたと思います。

 赤ちゃん動作トレーニングは、人の運動の方向性を大づかみにできるのでとてもいいと思います。そこから少しずつ精密な動きに取り組んでいくことで、自分の体の運動についての理解が進めていけるといいですね。

      ▼

 さて、明日2月11日(日)は、「骨なりに立つ ─ 骨盤と胸郭をおこす」をテーマに稽古します。
 動くための骨盤立位について学び、骨盤と胸郭の連動を理解して、双方を起こすためのトレーニングをします。
 赤ちゃん動作トレーニングから、骨盤と胸郭について少し深くトレーニングする予定です。

■申し込みはメールで:件名に「2/11骨なり」と書いて、フルネームを添えて「動作術の会(中島)」まで

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◎動作術の会@門前仲町 テーマ「骨なりに立つ ─ 骨盤と胸郭をおこす」
●日時:2018年2月11日(日) 18時30分─20時30分(18時15分受付け開始)
●講師:中島章夫(骨盤おこしトレーナー、動作術研究家)
●会場:永代地区集会所 二階和室
/東京都江東区永代2-9-4
※永代通りに面した「深川消防署永代出張所」の真裏にあります。
●最寄り駅:メトロ東西線「門前仲町」徒歩約8分、JR京葉線「越中島」徒歩約12分
●定員:10名
●参加費:2000円
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2018年1月28日 (日)

27日金曜日の「Takahiro ラボ」のこと

構造動作トレーニングの中村考宏先生のブログで、26日(金)に行った、東京での「Takahiro ラボ」についてのメモが掲載されました。

ラボは毎月第四土曜日の「趾」「スクワット」「股割り」のトレーニング会の前日に行っています。
テーマは参加人たちとの対話から生まれてきます。

今回は珍しく「普通にトレーニングついての質問」が出たので、スクワットと股割りについての話と実践になりました。いつもはもうちょっとマニアック。

しかしさすが「ラボ」ですから、ただ手順を示すだけでなく、

「そもそもスクワット、股割りは何を目的としているのか?」

という根本的な問いかけとなりました。
そして「自分が自分の肉体の所有者になる」とはどういうことで、どういう意味を持つのか、という哲学的な議論となりました。
これも「牧神の蹄」に乗りながら、またスクワットや股割りをしながらの議論という、ラボとしても新機軸な展開となりました。

議論の内容についてはまだ明らかにできませんが、やはりラボは何が飛び出すかわからないので、本当に面白いです。

以下は、中村先生のブログからの転載です。

    ▼

ブログ:股関節回転講座

構造動作トレーニングの目的。
スクワットとまた割りは何をトレーニングするのか?
接地の考え方。
牧神の蹄の使い方。
土踏まずの筋肉の収縮方向。
体幹の扱い方。
自分自身が自分の各パーツを所有しているか?
自分の肉体の所有者になる。

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2017年12月11日 (月)

フルスクワットでもパワーポジションで構えれるか? ── 中村考宏「股関節回転講座」より

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構造動作トレーニングの中村考宏先生のサイトから、その一部を抜粋します。
全文は「股関節回転講座」をご覧ください。ここにあるように、構造動作トレーニングでは「動きの滑らかさ、動きのキレを高めること」を目的にトレーニングします。

12月23日に東京で開催される「構造動作トレーニング」での、スクワットも股割りも滑らかな動き、キレのある動きを引き出します。
また、その土台となる足指のトレーニングもじっくりと行います。

講座の詳細は以下のブログをご参照ください。
  ↓
  ▼
中村考宏「股関節回転講座」より
(一部抜粋)
長年ヨガをやっているが、開脚できるようにならない、開脚ができるようになりたい、と参加の女性。大切なことは、どのような開脚ができるようになりたいか。
 
構造動作トレーニングでは、体をやわらかくするために開脚をしない。動きの滑らかさ、動きのキレを高めるために開脚します。
 
べたーと開脚ができても股関節を滑らかに動すことができる人というのは稀。股関節を滑らかに動かせれるようになるためには、股関節を滑らかに動かすためにトレーニングをしなければできるようになりません。
 
また、スクワットはしゃがめるようにするためのトレーニングです。ポジションをキープしてフルスクワットできる人も稀。これは、フルスクワットでもパワーポジションで構えれる人ということ。
 
股関節のトレーニングは奥が深いです。ぜひ、掘り進めてください!

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2017年9月19日 (火)

構造動作トレーニングは自分の内部環境を切り開く

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股関節回転講座・東京教室の講師、中村考宏先生(構造動作トレーニング)のサイトから引用します。
これは若い人に向けた言葉のようですが、若くない人も同じです。

痛みなく動きたい、スポーツでのパフォーマンスを上げたいなど、目的はいろいろでも、自分の動きを良くしたければ自分で動くしかありません。

でも、無闇に動いても目的とした動きとは違うものに向かっているかもしれません。
動くにもきちんとした指標が必要です。
それを学ぶチャンスが9月23日(土)の「股関節回転講座・東京教室」です。

中村考宏先生の「股関節回転講座」より一部を引用します。

       ▼

構造動作トレーニングは自分の内部環境を切り開いていかなければ自分のものにならないものである。だから、できるだけ一緒に動いてトレーニングの中で感じ取ることを学んでほしい。それは、生涯においてかけがえのない財産になるのだと思う。

全文はコチラへ→「構造動作トレーニングの学び方」

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9月23日の講習会「股関節回転講座・東京教室」の詳細はコチラへ→「股関節回転講座・東京教室」

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2017年9月12日 (火)

明日から中央区民カレッジ後期コース

明日から2015年から毎年行なっている、中央区民カレッジ後期講座が始まる。

区民カレッジは60歳以上の中央区民対象の学習活動で、わたしの担当はクラブ学習という、カレッジの2年生、3年生が対象の授業。12月までに10回行う。

毎回、30名と多くの参加者が相手なのだが、10回もあると、結構まとまったことをお伝えできるし、一回に詰め込む事もなく、じっくり取り組めるので、教える側としても毎年楽しみにしている講座である。

これをきっかけに、少しでも今より楽に動ける方法があることを知って、これからの人生に役立てていただけるとありがたいと思っている。

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2017年9月10日 (日)

【コラム】重い荷物を楽に運び、キツイ運動を軽くする


わたしは毎日大荷物で移動しています。先日重量を測ったらリュックサックが7.7キロ、手提げバッグが5キロありました。

手提げにはいつも骨盤と足骨の模型が入っています。これに牧神の蹄20個が加わる場合は、手提げを旅行用キャリーに変更します。

杖による練法のある日は、これに杖を5本ほど入れた釣り用ケースを担いで移動します。


みなさん、大変だと言ってくれますが、当人はいたって平気です。

松聲館の甲野善紀先生は、「手だけで持てば重い鎧も、身につけて全身にその重さを散らして持てば、それほど重く感じなくなる」と言っています。そして「運動に全身が参加していれば、それほどの負担を覚えることなく、相手からすれば大きな力を発揮することができるのです」と続けています。
(『「古の武術に学ぶ」身体は工夫次第で生まれ変わる』 PHP研究所 )

これは動作術から見ると、骨格が重力方向にきちんと積み上がった姿勢で持てば、荷物の

重さは全身に分散するので、さほど重く感じないということになります。

このように骨格を元々の設計通りにはめ込めば、非常に安定した体幹とそれを支える脚、そして働く腕で運動を行えるようになります。

姿勢を維持するいくつかの骨指標(骨の目印)を知って、その位置関係を調整することで、キツく思える運動も、負荷を全身に分散することでずいぶんと楽に動くことができるようになります。

キツイと思われている「腕立て伏せ」「スクワット」などを例に、
そんな体験をしてみる臨時の講習会を行います。

9月25日(月)の夜ですが、ご都合のつく方はぜひご参加ください・

詳しくは以下の記事をご参照ください。

    ▼

【9月の講習会に追加】9/25「動作術式・ハードトレーニング克服マニュアル」を追加しました

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2017年8月18日 (金)

『月間秘伝』9月号、「手の内」特集に寄稿しています

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現在発売中の『月間秘伝』9月号はいろいろ関係者が登場していて楽しいです。
特集の「武術家の手の内」に中島が寄稿しています。「包み込む手 ── 豆状骨を利かせる」
同じ特集に甲野先生の稽古会での稽古仲間で江戸曲独楽師、三増紋右衛門さんも登場。
中島の寄稿がもう一編。世界的スタントパフォーマーの浅谷康さんの重心力調整メソッドについて書いています。
「動きの引き出しを増やす! 『重心力調整メソッド』」
中島の著書『握るだけで〜』も紹介してくれた、“読書十段”団長のBOOKレビューに、構造動作トレーニングの中村考宏先生の「しゃがむ力』(晶文社)が取り上げられています。
システマ北川さんの新シリーズ「システマ・ライジス」が連載開始。1回目は「ダニール・リャブコセミナー」。
甲野先生とも縁の深い、韓氏意拳創始者、韓競辰先生の巻頭インタビューも。
そして予告。10月号には6月に来日して技アリ企画でヨガと瞑想を教えてもらったアンドレーが登場します!
機会があれば目を通してみてください。

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2017年7月17日 (月)

外反母趾の痛みが消えた!

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14日〜17日までの大阪・名古屋の出張講習会から自宅近くまで戻ってきました。
今回は「NHKカルチャー梅田教室」→「カメカメ企画」→「名古屋動作術の会」→「NHKカルチャー梅田教室」という、いつものように余裕のない日程です。といっても観光や旅行に興味がないので、ホテルの部屋、コーヒーの店、講習会場、食事のサイクルでも十分です。

わたしはいつものように、どこで講習会をしても楽しいので良かったのですが、受講された方々がどう思うかが問題です。講師がいくら楽しくてもね(笑)

梅田教室で嬉しいことがありました。昨年参加された女性が、一年経って外反母趾の痛みがなくなったのでまた参加した、と言ってくれたのです。
その人は一年間、コツコツと足指を触り、足指握りを繰り返したということでした。これはすごいことです。いくら良さそうだと思っても、一人だけで一年間続けていくことは大変なことです。そうしているうちに、気づいたら痛みが無くなっていたということでした。

その女性は翌日のカメカメ企画にも来てくれて(というより昨年カメカメ企画の方に参加してくれたみたいです)、痛みが無くなったお礼に、ということでお菓子の工房FUMの「グラニテ・サレ」というクッキーをくれました。
わたしが「甘いものを食べない」と聞いていたらしく、塩味のクッキーです。

今回のことはその女性が自分自身で痛みを克服したので、わたしが感謝されることではないのですけども。

それに本当は「甘いもの」ではなく「糖質」を控えているので、塩味でも小麦粉も控えているのですが、もちろんホテルでありがたく、美味しくいただきました。

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