2019年の終わりに ──「長い小指」と「胸割り運動」
動作術の会、および技アリ企画にご参加いただいた皆さま
中島のカルチャー教室に通っていただいた皆さま
また関心を持っていただいた皆さま
今年一年ありがとうございました
2019年は二つの大きな変化がありました。
ひとつ目は「足の長い小指」を実感したこと。
ふたつ目は「胸割り運動」が明確になったこと。
●「長い小指」
共に中村考宏先生の構造動作理論がその元になっていて、以前から中村先生が言われていたことが今年になって判然としたということにすぎません。
しかしわたし個人にとっては大きな気づきであり、快適な運動・動作を指導する立場として、一層明確に骨格ポジションを伝えることができるようになったことは大きな喜びでした。
「足の長い小指」の概念は、太い足の親指の存在感と小指を同等のものと感じるために大いに役立ちました。
これによって「全ての足の指先を使う」という感覚への道を開くことができました。
また「長い小指」の付け根である第5中足骨粗面は、立方骨とセットになりスネの支持性の強化へつながりました。
●「胸割り運動」
胸椎の可動の拡大は、わたし個人の長年の課題でした。
これまでも呼吸による可動域の拡大や、骨盤と胸郭のポジションなど、自分なりに取り組んできました。
このことも今年後半で、股関節と胸椎の役割と関連が明確になって大きな進展がありました。
これによって構造動作の「骨盤おこしトレーニング」へのアプローチもより明確になりました。
それに伴い中村先生が構造動作トレーニングの初期に「胸割り運動」という、強い表現で行なっていた運動の意味が少しわかってきました。
※構造動作トレーニングの「胸割り運動」については次のサイトを参照してください。→ 「胸割り(胸を出す)」
その後、言葉が強すぎて感覚が伴わないまま胸割りを行い、返って腰椎に負担をかけてしまう人が出ることから、「胸を出す」という穏やかな表現になっていきますが、なぜ中村先生が「胸割り」と表現したか、感覚的にわかるようになりました。
10年を超えてようやく「骨盤おこしトレーニング」の端緒についた思いです。
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その他にも「骨みがきメソッド」が大きな効果があることも確認できました。
これらは全て「深部感覚トレーニング」に属することですが、深部感覚を磨くことこそが動作術の根本にあるものです。
来年は、今年得られた確信を推し進め、多くの人々の快適な運動、滑らかな動作のために実践と研究を続けていく所存です。
来年も動作術をよろしくお願いいたします。
2019年大晦日
動作術の会 中島章夫
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