【動作術】「長い小指」について
毎月、愛知から中村考宏先生に来ていただいている【技アリ企画】構造動作トレーニングでは、いつも大きな学びがあって、動作術も進化していく。
ところが、わたしがそのことをブログなどにそのことを書かないので、その成果を知るのは直接、講座や教室に来る人だけなのである。
もちろん文章で伝わるわけはないのだからそれでいいのだが、やはり書くことできっかけになるということはあるだろうと、少しずつでも書いていくことにした。続けばいいのだけど。
●長い小指
先月の構造動作トレーニングのことになるが、中村先生から足の小指についての話があった。
足の小指の骨がどういうものかは知っていたし、小指の始まりについては動作術の会の中でも触れていたが、その役割については、イマイチ明確でなかった。
すべての足指先が接地することが重要なのだが、足の小指自体の認識が足りなかった。この新しい足の小指の認識を「長い小指」と動作術では呼んでいるが、長い小指自体は特別なことではない。肝心なのはその認識と実感である。
「長い小指」によって足の支持性の質は驚くほど上がり、片足立ちの安定は歩行の安定へと繋がった。
このことはわたしのみではなく、動作術やカルチャー教室で学ぶ人々にも起こったことである。
また以前より構造動作トレーニングでは、足指先にも踵にも偏らない重心位置を「中間重心」として提唱しているが、「長い小指」の感覚はこの中間重心をより感得しやすくした。
この「長い小指」の概念により、人間の足裏の接地については大方目処がついたと言っていい。接地が質が高まれば、立位の質、重心移動の質も上がっていく。今はその方向でトレーニングに取り組んでいる。
| 固定リンク
「コラム」カテゴリの記事
- 中村考宏先生のブログ「治療の考え方」(2021.11.04)
- 元・一ノ矢、松田哲博著『四股鍛錬で作る達人』(2021.10.11)
- 【コラム】動作術の会◎「運動の質を高める 〜 書籍『技アリの身体になる』をテキストに」について(2021.05.14)
- 【コラム】膝の内旋(2021.04.14)
「構造動作トレーニング」カテゴリの記事
- 10/15・10/16◎構造動作トレーニング 東京教室のお知らせ(2022.10.10)
- 【お知らせ】9/17、9/18◎構造動作トレーニング 東京教室(2022.09.05)
- 【会場の変更】7/16構造動作トレーニング東京教室(2022.07.14)
- 7月の【技アリ企画】構造動作トレーニング・東京教室のご案内(2022.06.15)
- 【動画】中村先生、3/19・20の【技アリ企画】構造動作トレーニング東京教室を語る(2022.03.22)
「動作術の会」カテゴリの記事
- ◎2023年6月の活動予定(動作術&技アリ企画)日程(2023.05.18)
- 【お知らせ】5/13は動作術がふたつ。「原初動作トレーニング」「重心移動」(2023.05.12)
- ◎2023年5月の活動予定(動作術&技アリ企画)日程(2023.04.21)
- 【お知らせ】動作術の公式サイトができました。(2023.04.17)
- 【テーマ決定】4/23【zoomで快適動作術】(2023.04.03)
コメント