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2019年9月 7日 (土)

【コラム】四股について


今日、9月7日(土)の夜に、「股関節を活性化する“四股踏み”トレーニング」というタイトルで動作術を開催するのですが、「四股」は取り組んでみると難しいけど、興味深い稽古法です。

 

松田 哲博(元・一ノ矢)先生の「シコトレ 」で、何度か学ばせていただきましたが、「小さなシコ」という方法が提示されてから、俄然面白くなりました。

 

以下は動作術の考える「四股」です。

 

四股の特殊性は、股関節を一定の方向で固定して、そこに震動を伝えて活性化するというところにあります。

 

どうやって固定するかというと、股関節が外旋、外転方向にセットし、屈曲方向を制限する立ち方によってです。

この立ち方が「腰割り」です。

 

「腰割り」は股関節を外旋、外転方向にして立ち、上体をまっすぐにストンと落とすと下ろすと自然に固定します。

ゆっくり下ろすと固定できません。

 

これは拙著『技アリの身体になる』(バジリコ)で「四股スクワット」として紹介したものです。当時は股関節を緩める効果があると感じていたのですが、13年経ってようやくその意味がわかりかけています。

 

話が逸れますが、『技アリの身体になる』は甲野善紀先生の技を少しでもわかるための感覚を養うための細かなドリル(稽古素材)を集めたものでしたが、その後、構造動作トレーニングの中村考宏先生に出会って、姿勢、動作、運動を大きく見直すことになりました。

しかし現在の自分からみて、この本で紹介した稽古素材自体は間違っているものが一つもないことに驚かされます。

 

もちろん稽古素材に対する理解の浅さ、説明が観念的であることがありますが、構造動作理論によってより正確に説明できるようになっています。

書籍の出版から6年経って出したDVD『「体と感性」を磨く三つのワーク武術の稽古素材』(BABジャパン)では、その過程がわかるものになっています。

 

話戻します。

四股は股関節を外旋、外転に固定して震動を与え、外旋、外転に関係する筋肉を活性化するものなので、終わった後、股関節の屈曲方向を運動を入れてやる必要があります。

スクワットや腿上げを、股関節の屈曲運動としてやってもいいのですが、四股にとって椅子に座る・立つ動作の感じがどう変わるか、しゃがみ動作がどうやりやすくなるか、などの点検をすることで、結果的に屈曲動作を入れるという方法でもいいです。

 

これによって、股関節の外旋(内戦)・外転(内転)・屈曲(伸展)の三方向が揃うので、股関節が動かしやすくなります。

 

といことで、四股はトレーニングというより、トレーニングのための身体の環境を整えるもので、普通のトレーニングとは性格の違うものだといえます。

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