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2018年8月17日 (金)

「足指プッシュ」の威力(構造動作トレーニング)

 
↑写真は中村考宏先生のブログより転載・新刊の見本出来『指先から身体を整える』

(以下は中島のコラムです)
先月の【技アリ企画】構造動作トレーニングは、8月22日に発売の中村考宏先生の新刊、『指先から身体を整える: 機能回復のための所有感覚メソッド』(春秋社)の内容を少し紹介してもらった。

その一つ「足指プッシュ」は驚くべき効果を秘めていた。
それは爪先立ちになって、五本の足指先で床を強くプッシュするだけの、極めてシンプルなトレーニングである。

しかし中村先生の許でそれを行うとなると、足指の関節が反る「マムシ指」も、足首が曲がる「鎌足」も、膝の方向が内へ入る股関節内旋も、わずかであっても指摘され、ヒーヒー言いながらのトレーニングになる。

ところが中村先生の要求に応えられずとも、終わってから足指先の感覚を確かめてみると、その変化に驚かされる。
親指から小指の先にかけて、まるで蹄鉄が打たれたようにしっかりとした感触がある。これは程度の差こそあれ、全員が体感することのようだ。

「足指プッシュ」によってわたしが学んだことは、足の親指の活かし方である。
これまで構造動作トレーニングでは「親指はブレーキ指」として、いかに重さを外すかに腐心してきた傾向がある。しかし「足指プッシュ」で手も足も親指の性質について改めて思うところがあった。

これまで多くの武術家や健康法の実践者が足親指に力を入れることを述べている。大相撲でも親指に力を入れろと言う。
これについても、その意味合いを知ることができたように思う。

これらはわたしが、親指先と母指球との区別を曖昧にしていた軽率さによるものでしかないが、案外と身体を使うことで重要な視点となるような気がする。

このような派手さはないが、一度きちんと見直すべきベースとなる「地味トレ」が満載の中村先生の新刊を元に、今月の【技アリ企画】構造動作トレーニングをしてもらう。
詳細は以下の日程一覧を参照していただきたい。
  ↓

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