【コラム】重い荷物を楽に運び、キツイ運動を軽くする
わたしは毎日大荷物で移動しています。先日重量を測ったらリュックサックが7.7キロ、手提げバッグが5キロありました。
手提げにはいつも骨盤と足骨の模型が入っています。これに牧神の蹄20個が加わる場合は、手提げを旅行用キャリーに変更します。
杖による練法のある日は、これに杖を5本ほど入れた釣り用ケースを担いで移動します。
みなさん、大変だと言ってくれますが、当人はいたって平気です。
松聲館の甲野善紀先生は、「手だけで持てば重い鎧も、身につけて全身にその重さを散らして持てば、それほど重く感じなくなる」と言っています。そして「運動に全身が参加していれば、それほどの負担を覚えることなく、相手からすれば大きな力を発揮することができるのです」と続けています。
(『「古の武術に学ぶ」身体は工夫次第で生まれ変わる』 PHP研究所 )
これは動作術から見ると、骨格が重力方向にきちんと積み上がった姿勢で持てば、荷物の
重さは全身に分散するので、さほど重く感じないということになります。
このように骨格を元々の設計通りにはめ込めば、非常に安定した体幹とそれを支える脚、そして働く腕で運動を行えるようになります。
姿勢を維持するいくつかの骨指標(骨の目印)を知って、その位置関係を調整することで、キツく思える運動も、負荷を全身に分散することでずいぶんと楽に動くことができるようになります。
キツイと思われている「腕立て伏せ」「スクワット」などを例に、そんな体験をしてみる臨時の講習会を行います。
9月25日(月)の夜ですが、ご都合のつく方はぜひご参加ください・
詳しくは以下の記事をご参照ください。
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【9月の講習会に追加】9/25「動作術式・ハードトレーニング克服マニュアル」を追加しました
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