【コラム】肩甲骨のポジションと「内腕」
杖の稽古、終了。今回は「巴」と「水車」をじっくりと。
その前に、肩甲骨の役割とポジションの講義。肩甲骨がキチンと背中にセットすると、驚くほど腕の性能が上がることを皆で体感する。
甲野先生が「内腕」と言っていることは、この肩甲骨のポジションと大いに関係している。
肩甲骨をセットすると、8キロのケトルベルを腕を伸ばしたまま床から頭上まで何度も持ち上げられる。トレーニングとしていいかどうかは別の話だが。
この肩甲骨のポジションと胸鎖関節、鎖骨をまとめて「内腕」と表現した甲野先生の感覚はやはりすごいと思う。
もちろんこの「内腕」というイメージを頼りに稽古するのは構わないが、やはりわたしのような凡人は具体的な筋肉と骨の働きを知って動く方がより理解が進む。昔は実際の動きにとって何の役に立つのかわからなかった解剖学だが、今は構造動作という指針があるので、ほんのちょっとだが解剖学が役に立つことがわかる。全く歳はとって見るものである。
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