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2014年6月24日 (火)

【コラム】バランスが悪い? ─ 片足立ち

あるカルチャー教室でのこと。

足裏の接地部位を説明して、その部分でしっかり片足立ちして歩く練習をしていました。
すると参加二回目の年配の女性が、
「わたしって、バランス悪くないじゃない」
と言って、交互に片足立ちをしています。

聞くと「健康体操で片足立ちが苦手で、バランスが悪いといつも言われていた」というのです。それがきちんとした足裏の接地場所で立てば姿勢を保てたので、当人としてはビックリだったらしいです。

動作術で教える接地部位は、構造動作トレーニングで提唱しているものなのですが、それほど特別なものではありません。
足指先を親指から小指まできちんと床に着ける、小指から踵までのアウトエッジをきちんと床に付ける、踵をきちんと床に着ける、というものです。

土踏まずは「土踏まず」なので(笑)、浮かせておきます。ということは体重を、足の前側(足指先)から外側を通って後ろ(踵)の部分で分散して受けるということになります。
そうなると拇指球は体重をかけないので、軽くなります。

その方は拇指球で支えるものだと思って片足立ちをしていたため、うまくバランスをとれなかったのです。

拇指球が大きくて一見頼りがいがあるからなのか、そこで体重を受けるという考え方をする人が多いようです。
でも足の接地する部分全部で体重を受けた方が、からだを支えるのに好都合だと思うのですが、いつも不思議に思います。

ともかくその方は、しっかり立って歩けることで少し自信を取り戻したようでした。

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