「俯瞰する意識」では何を稽古しているのか
昨日の「俯瞰する意識を作る」の稽古会には、7名の参加者。会場が狭いので締め切ってしまったが、マニアックなテーマだからちょうどいい人数かもしれない。
「俯瞰する意識」は『技アリの身体になる』のあとがきに書いたことで、稽古を続けていくと自分の動きを離れた場所から観察するみたいな意識になってくるよ、ということだ。
だから「稽古を続けていくとそうなる」ものを、一回の稽古で手に入れることはできなし、だいたい技の稽古をしているうちに形成される意識状態なのだから、それを目的に稽古するっていうのも変な話だ。
実際の稽古では、意識から自由になった体が、自分が思っているより動けるということを知るための稽古になっていて、これがまた面白い。要は意識に別な役割を負わせて動いてみるということで、「役割」のバリエーションが稽古のバリエーションとなる。
昨日参加したまじめな人が、「今日やった4種類のパターンの中で自分にあっているのはコレコレで」とか感想を言ってくれたが、こちらは思いつきなので4種類って何だっけ? ていう感じになってしまった。
例をあげると動作を全部口に出しながら動く、とか、数字を読み上げながら動く、とかそんな感じだ。だからいくらでもアイデアはあると思う。もちろ効果的なものもそうでないものもあるだろうが、それがどうして効果があって、どうして少ないのか、を考えてみると意識と身体の関係が見えてきて面白いかもしれない。
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