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2013年3月 7日 (木)

月刊秘伝3月号、田中聡さんのこと、四股のこと

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発売からだいぶ経ってしまったが、現在発売中の『月刊秘伝』(BAB)の3月号。特集はなんと「体操」。
武術の専門誌の秘伝が、特集として体操を取り上げたのは、武術を使うからだの性能自体を高めるという観点からだろう。特集の結びに「闘うための“身体”を創るもの」としての体操という観点が述べられている。

現在わたしが武術の稽古とともに、構造動作トレーニングに取り組んでいるのも、技以前のからだを見直したいからだ。つまりまともにしゃがめない身体にどれほどの技を積み上げてもすぐに限界がくるのではないだろうか。
そういう意味で伝統ある武術の型と呼ばれるもの、基本と呼ばれるものを見直してみると得るものがあるかもしれない。

今回取り上げられているのは「自衛隊体操」、「相撲の四股」、「肥田式強健術」、「野口体操」、「対談 成瀬雅春(ヨガ)×TOZAWA(アニメーション・ダンサー)」と多彩な布陣。しかしわたしが今号を買ったのは目次に乗っていない特集序章の「“体操”小史」のためだ。

拙著『技アリの身体になる』(バジリコ)の共著者というより、ほとんどを書いてくれた田中聡さん(甲野先生をテーマにした『不安定だから強い』『身体から革命を起こす』の著者でもある)が、この序章を書いている。日本の身体史は田中さんの主要なテーマであり、簡潔で少ないながらも明治政府の体操導入時の写真や資料は見ているだけで楽しいもので、適材と言わざるを得ない。
ただ残念なことは三ページの、まさに「小史」であることだ。特集の序章だからしかたないのだが、田中さんにはこのテーマでぜひ一冊本を出してもらいたいものだ。

最後に、今回取り上げられた「体操」はどれも興味深いものであるが、なかでも三杉里武氏の「鍛錬としての伝統の四股」は意外なほどにハマッてしまい、稽古のマイブームになっている。運動の基本を身に付ける上でもよく出来ているのだ。

伝統四股普及会

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