DVD発売記念稽古会
7月31日に半身動作研究会のはじめてのDVD『「体と感性」を磨く三つのワーク 武術の稽古素材』が発売になった。
こんなことは二度とないだろうと、せっかくだから8月4日は「DVD発売記念稽古会」を行った。
10名定員のところ昼の講座の参加者もそのまま参加してくれ、計12名での稽古となった。まったくありがたいことだ。
「素材1 軸を立てる」「素材2 先端から動く」「素材3 臨界圧力」の項目からひとつづつ稽古素材を取り上げて稽古しようと思ったのだが、ひとつやれば次々興味がわいてくるのでなかなか「ひとつづつ」というわけにはいかなかった。結局しわ寄せは「臨界圧力」の項目に。
「素材1 軸を立てる」からは「蹲踞相撲」と「壁寄り掛かり」。軸を傾けると如実に相手を動かせなくなることを体験する。
「素材2 先端から動く」からは「上体ねじり転換」で、指先から先に動き出す稽古。「万歳ジャンプ」で足が後から動く感覚を。
「上段振り下ろし突き」は動きはシンプルなのに打撃の威力とは運動が伝わること(重心の移動)なのがよくわかる。しかしシンプルすぎるためか、カルチャー教室ではこの動作が難しいという人がけっこう多い。若干でもいいので武術・武道的興味が必要かもしれない。この日の参加者はさすがにすぐに形になる。形になればこれほど面白い稽古素材はない。拳が触れるだけで相手が飛んだり崩れたりする。先端から動くことの効果がよくわかる。
「素材3 臨界圧力」に稽古が移ったときは、もう残り10分ほど。相手の手のひらに自分の手のひらを乗せて、手のひらの感触が変わらないように相手の動きに付いて行く「追手(ついしゅ)」。時間延長して、家できる稽古として壁に指を押し当てて、その圧力が変わらないように前後左右に歩く「壁蜘蛛」を紹介して終了した。
これらの稽古素材自体は6年前の拙著『技アリの身体になる』(バジリコ)に紹介したもので、最近は別の稽古素材があるので、あまりやらなくなっていたが、やってみると楽しいしいろいろな気づきも多い。DVD発売を機に定期的にやっていきたいと思う。
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