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2010年10月19日 (火)

10/27ワンテーマ講習会「ナンバ歩き様々」で学ぶこと

【ひとこと】をちょっと補足。
「ナンバ動作」についてはちょくちょくワンテーマで取り上げているが、もともと半身動作研究会がナンバ研究から端を発しているわけで、もっとも中心のテーマでもある。

「ナンバ姿勢」と「ナンバ動作」は明確に区別しないと、混乱してしまう。一般的に「同側の手足が揃って出る」というのはナンバ姿勢の話。動作としてのナンバは胴体をいかにまっすぐ運ぶか、ということである。これは手を歩くことから独立させる技術であるともいえる。
そういったナンバ動作(半身動作)の根本を「歩くこと」を通して理解しようというのが今回のワンテーマ講習会だ。

拙著『技アリの身体になる』(バジリコ)では「抜足/踏足」を紹介したが、最近は「差し足」をよく稽古する。
「差し足」の例として「狐歩(Fox Walking)」があるが、これは足から足への重心移動を意識化するのに役立つ。
また別の例として「T-Rex Walk」がある。こちらは前足部(フォアフット)に体重を乗せる稽古として行なう。

半身姿勢で歩く「片踏み」は、自然な股関節の開きで歩くので、ある意味正面を向くより歩きやすいといえる。階段や坂(山道)の上り下り時に「片踏み」歩きは有効と考えられる。もちろん半身姿勢での移動法であるから、武術的にも重要な歩法である。

以上のようないくつかの歩法を稽古することで、半身動作研究会の考える「ナンバ
について理解し、日常的にはより楽で、技を行なう上ではより有効な歩き方を身につけるのがこの講習会の目的である。

日程は以下の通り。

★10月27日(水) 18時30分〜20時30分(18時00分受付け開始)
◎ワンテーマ講習会「ナンバ歩き様々」
●講師:中島章夫(武術稽古法研究家、骨盤おこしトレーナー)
●会場:新川区民館 1号室
●定員:15名
●参加費:2000円

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コメント

参加したいと思います。
先週やった体重移動の中で、座って居る相手の前腕に手に乗せて、後ろへの体重移動で、立たせるのをもう少し練習したいです。一体何が、どこがどう中島先生と違うのか?!

投稿: ちょいメタ | 2010年10月27日 (水) 06時34分

おおっと、なるほど、
体重移動ではなく、重心移動なのですね.
重心を感じられないと移動も出来ないですかね.
前への移動ならまだ何となくなく、出来る時には出来る気はするのですが、後ろへの重心の移動は雲を掴むようです.

投稿: ちょいメタ | 2010年10月27日 (水) 06時36分

本日のナンバ歩き様々では、抜き足、踏み脚、片脚立ちと半身のまとまりそして重心の切換(踏み変え)ということを学ぶ事が出来、後への重心移動も雲を掴むようではなく水滴、雨を捕まえたような氣はします。
本日教わった事で自分なりにやってみると自分でも自分の姿勢と力配分(余計な腕の引きとか、力み)などが違って来ている事が分りました。しゃがんだ相手でしたが、やらせてもらって手応えを得ました。面白いですね。
出来ない、雲を掴むようだと思っていても、課題をもって話しを聞き、自分なりに課題をもってやってみるとからだ(身心)が変る事が体験出来て、仕事で朝からうっ積していた気分も晴れました。ありがとうございました。

投稿: ちょいメタ | 2010年10月27日 (水) 21時57分

ちょいメタさん

コメント、ありがとうございます。
またご参加、ありがとうございました。

ご指摘の通り、「歩く」ということの中に「重心移動」ということのもっとも基本的な要素が含まれているのです。
それがわかると、ただ触れているだけで相手の重心を崩すということもわかるようになりますよ。楽しみですね。

投稿: なかじま | 2010年10月28日 (木) 00時50分

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