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2010年6月17日 (木)

【稽古メモ】「両肘匍匐」と「ナンバ動作」と「ワンテーマ」

6月16日(水)ワンテーマ講習会「ナンバ動作と武術」

初めて平日の夜にワンテーマ講習会をやってみた。今月は土日にあまり時間がとれないためだ。
この日のテーマは「ナンバ動作」。果たして参加者がいるのかどうか心配したが、一週間前ぐらいから申し込みがあって、当日参加の人も含めて11名 も来てくれた。

時間前に遊びで「両肘匍匐」を紹介。日曜日の野田古武術の会@柏で久々にやっておもしろかったからだ。久々すぎて「両肘匍匐」という名前も忘れて いたけど。
この稽古は接触面(この場合は肘と床)を乗り越えて進む感覚を得るために行なう。

「両肘匍匐」の手順はこちらを。

そうしたら来た人がみんなこれを始めてしまったので、「ナンバ動作」なのにとりあえず「接触面を乗り越える」から。
いくつか稽古素材をやったが、一番分かりやすいのは相手の片腕を両手で掴んで引っ張るもの。相手には動かないように頑張ってもらって、まずふつう に引っ張ってみる。次にしっかり留めてあるロープを手繰ってからだを引き上げるようなつもりで相手の腕を手繰ってみる。つまり握っているところを手がかり に自分のからだを前進させるようにする。すると引っ張ると抵抗した相手が、こちらに動いてきてしまう。

ただこうしたことを実現するためには、とりあえずでも「身体のまっすぐ」が保たれていなくてはならない。だからナンバ動作の稽古が必要、というよ うにワンテーマにつないで、無理矢理「ナンバ歩き」の稽古に持って行く(笑)。

以前は「ナンバとは何か」「ナンバ動作とは」みたいに説明しながらやっていたが、「ナンバ」という切り口でどんどん稽古していく、というスタイル がやはりいいみたい。いいというより、わたしが楽しいしやりやすい。
このやり方だと、もしかすると「ナンバ」ってそもそも何だったの? みたいな感じで終わってしまう人も多いと思うが、「胴体をねじらないと、どう もいいらしい」ということを技を通じて感じていただければそれでいいと思う。

翌日参加者のひとりから、ナンバといえば同側の手足を一緒に動かすというイメージだったが「片足ずつの体重移動歩行」だと知って目からウロコだっ たという感想メールをいただいた。
もちろんこれはわたしが考えるナンバ歩きでしかないが、要は股関節から上の体幹をまっすぐに運ぶ、ということがナンバ動作であり、きちんと片足で 立つということでその基礎的な感覚を養うということが、「労働する身体」(生産的身体)として極めて有効であり、技を行なう上でももちろん効果的であるの だから、それでいいのだと思っている。

またこの日は指圧や整体関係の人が数名参加されていて、「皮膚の操作」について少しだけでもやってほしい、と言われていた。これを承諾したのは 「ナンバ動作」の他に「皮膚の操作」の稽古を混ぜるということ(つまりテーマからはずれること)をせずとも、「ナンバ動作」で相手に触れていくという稽古 の接触面をクローズアップすればいいだけだからである。
そう考えると「ワンテーマ講習会」というのは、半身動作研究会の稽古をワンテーマから考えてみるということに他ならない。でもこうして一定の切り 口から稽古をしてみると「技全体」を対象にしつつ、技を構成する要素が見えてきて大変おもしろい。

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